NBA 罰金・出場停止・薬物規定・タイムアウト・ファール・フリースロー ※CBA 2017時点の内容



ロスターリミット
ロスターの登録人数は14,5人+ Two-Way契約枠2人となり、チーム最終戦後 ~ レギュラーシーズン開幕前日までの間は20人が登録
上限となる。出場資格のある12,3人の選手はアクティブロスター、NBAチームに帯同していないTwo-Way選手はTwo-Way List、その他
の選手はインアクティブロスターに登録され、2週間以内であれば通常14人となる登録下限を一時的に12人まで引き下げることができる。




Hardship Exception
Two-Way契約選手を除いて、ケガや病気で3試合連続欠場している選手が4人以上いるチームは、レギュラー
シーズン中に限り、当該選手が復帰するまでの間、15人の登録枠を超えて選手と契約することが認められる。




Suspended List
所属選手に4試合以上の出場停止処分を科したチームは3試合消化後、リーグから6試合以上の出場停止処分を科された選手がいるチームは5試合
をアクティブロスターで消化した後、当該選手を出場停止期間が明けるまでSuspended Listに登録し、一時的にロスター枠を空けることが認められる。









罰金・出場停止・薬物規定・ドーピング検査・追放
オフィシャル批判を行う、テクニカルファール・フレグラントファールを犯す、フロッピング判定を複数回受ける等の、リーグ規定・チーム規則・薬物規定に
反する行為を行った場合、対象の人物・チームには罰金・出場停止処分が科される。出場停止選手のサラリーについては、20試合以上の出場停止や
Two-Way契約選手の場合といった、条件ごとに異なるレートに従う形で停止試合分が減額となり、徴収された罰金と減額分は慈善団体に寄付される。



薬物検査によってコカイン・ヘロイン等の依存性乱用薬物の陽性反応が出た場合には追放、マリファナの場合には1度目は処分なし、2度
目は罰金$25,000、3度目以降は出場停止が5試合単位で累積加算、隠蔽剤・利尿剤・HGH・ステロイド等の運動機能向上薬の場合には、
1,2度目は出場停止25,55試合、3度目は追放となり、選手は治療プログラムを受けることになる。追放された選手の契約は自動的に破棄
され、最低2年の追放期間(ルーキーのみ1年)を終えた選手は、リーグ・選手会の承認を得ることで1度だけリーグへの復帰が認められる。









ルール
試合時間は1クォーター12分 × 4Qで、同点の場合には決着が着くまで5分間のオーバータイム(OT)が繰り返される。ハーフタイムは15分間、
その他のインターバルは130秒となり、試合開始のティップオフに勝ったチームは第4Q、負けたチームは第2,3Q開始時にスローインでゲーム
を再開させる。また、 第1~3Qではラスト1分、第4Q・OTではラスト2分の時間帯からフィールドゴール成功ごとにゲームクロックがストップする。
選手交代は通常ボールデッド・クロック停止時に行うことができるが、2本以上のフリースローが与えられた場合には第一投終了時にのみ行う
ことが可能で、ファール・バイオレーション以外の審判の指示によるクロック停止時、クォーター・OT終盤のクロック停止時に行うことはできない。








タイムアウト
75秒間となるタイムアウトは、ボールデッド時、選手がボールを保持しているときに請求することが可能で、第1~4Qの間で7回、オーバー
タイムでは2回使用することができるが、第4Q全体では最大4回、第4Qのラスト3分間では最大2回(CM用を除く)の使用制限がかかる。
各クォーターの終了7分前・3分前までにタイムアウトが行われなかった場合、次のボールデッド時にはCM用として自動的にオフィシャル
タイムアウトが実行され、この際、7分前はホーム側、3分前は最後にタイムアウトを実行していないチームの使用分としてカウントされる。



また、第4Q・オーバータイムのラスト2分の時間帯で、オフェンスチームがバックコート側でボールポゼッションを得た、
もしくは、オフェンスチームのボールがバックコート側でアウトオブバウンズになった時点でタイムアウトが実行された
場合、オフェンスチームは、タイムアウト後にフロントコートのハッシュマークの位置からスローインを行うことができる。








ファール・フリースロー
選手は、パーソナルファールを6回、テクニカルファール・フレグラントファール1を2回、フレグラントファール2を1回宣告された時点で
ファールアウトとなり、各クォーターでチームファールが5つ(オーバータイム時は4つ)、または、クォーター・オーバータイムのラスト
2分間におけるチームファールが2つとなった時点からは、シュートモーション中のファールでなくても、相手チームにフリースローが
2本与えられることになる。この際、オフェンスファール、テクニカルファール、ダブルファールはチームファールとしてカウントされない。



テクニカルファール(チームテクニカル扱いのディフェンス3秒ルールも含む)の場合はFT1本、フレグラントファールとクリアパスファールの場合はFT2本+
ボールポゼッションが相手に与えられ、全クォーター・オーバータイムのラスト2分の時間帯で、ディフェンスがプレーに関与していないボール不保持者に
故意にファールをした・スローイン前にファールをした際に適用されるアウェイフロムザプレイファールの場合はFT1本+ポゼッションが相手に与えられる。









タイブレーカー
複数チームの勝率が同一となった場合には優劣がつくまでタイブレーカーの内容が順に比較され、優先されるチームが決定する。この際、
a:レギュラーシーズンの順位・プレイオフ進出チームを決定する際に用いられるタイブレーカーと、プレイオフでのシード順位・ホームコート
アドバンテージを決定する際に用いられるb:2チーム用タイブレーカー、c:3チーム以上用のタイブレーカーでは別の基準が採用されている。



1.直接対決における勝率
2.ディビジョン優勝チームかどうか
3.ディビジョン内の勝率(当該チームが同ディビジョンに所属する場合のみ) -b,c
4.カンファレンス内の勝率


5.同カンファレンス内のプレイオフ進出チームに対する勝率 - a

             〃            プレイオフ進出チーム(+同率で進出できなかったチーム)に対する勝率 - b,c
6.他カンファレンス内のプレイオフ進出チームに対する勝率 - a

             〃            プレイオフ進出チーム(+同率で進出できなかったチーム)に対する勝率 - b


7.総得点 - a

総得失点差 - b,c